国土と豊かな自然を有する先進鉱工業国、農業・鉱物資源の輸出国カナダ

カナダは、G7、G8に名を連ね、先進国の1つですが、実は農業・鉱物資源の輸出国としての1面も持っています。私たちの身近な商品では、メープルシロップ、ブルーベリージャム、ジンジャエールなどがありますね。

カナダには仕事で何度も行ったことがありますが、メープル(楓)の樹が、街路樹として多く植えられていて、さすがカナダの国旗に使用されているだけのことはあるなぁ、と思いましたし、初めて本物のメープルシロップを舐めた時は、今まで自宅で使っていたメープルシロップの味とあまりに違うので、びっくりしたことを覚えています。また、ブルーベリーの自生地に行った時も、日本で見るブルーベリーの樹とあまりに違うので驚きました。そしてジンジャエールもスーパーで大変多くの種類のものが販売され、濃度も異なり、風邪を引いた時に、日本人がしょうが湯を飲む感覚で、ジンジャエールを飲むということに大変驚きました。やはり行ってみないとわからないことって、いろいろありますね。

これらの商品以外に、日本ではなかなか話題にはならないカナダの輸出品もあります。例えば、原油です。生産量はイランや、アラブ首長国連邦、クウェートなどよりも多いのです。ですから、原油価格が下落すると、為替相場の世界ではカナダドルは売られる傾向にあります。アメリカ同様に、先進国で原油が生産できるということは、とても羨ましい限りです。

また、こんな商品もあります。皆さん、料理でご使用になられる菜種油・キャノーラ油。カナダは、世界第2位の菜種の生産量を誇ります。日本にも毎年たくさんの菜種が輸入され、利用されているのです。

今回のTPPで、カナダからの商品・生産物が今よりももっと安く手に入るようになると良いですね。

カナダは北米のアメリカ合衆国の北側に位置し、国旗は真赤なカエデの葉をあしらったものだと言う程度は多くの人が知っておられる事でしょう。また森林が豊かな国だと言う程度で、主要な産業や日本との関わりについては意外と知られていない国とも言えます。

カナダは国土面積が日本の約27倍もあり、世界第2位の広大な国です。そこに3500万人余りの人が暮らし、首都はオタワです。イギリス系とフランス系の白人と、多くの移民と先住民族からなる国で、80%の人がキリスト教徒です。国民の民族性から公用語は英語とフランス語となっています。

先進8か国(G8)の一角を占め、アメリカ合衆国との経済的結びつきが強い国で、輸出の5分の4以上、輸入の約3分の2をアメリカ合衆国が占めています。20世紀初頭までは農業が中心の国でしたが、鉱物資源に恵まれ鉱業も盛んであり、また現在では自動車産業や機械産業が成長し、更にIT産業も発展してきている工業国でもあります。
日本とカナダの関係は良好で、貿易は日本から自動車などの輸出があり、またカナダから日本への輸入品としては菜種・豚肉などの農産品と、石炭・木材・銅鉱などの原材料が中心ですが、その貿易額はそれほど大きくはありません。

また自然豊かで安全な国であるカナダは、日本人にとっては人気の海外旅行先であり、バンクーバー、イエローナイフ、ナイアガラ(カナダ側)バンフなどを訪れ、雄大な自然に恵まれたカナダ観光を楽しまれた方も多い事でしょう。”